振り返り
2025年はプロダクトに向き合う時間が増えて熱中して開発できていたので総じてすごく楽しかった。
特に年始は新しいプロジェクトの立ち上げもあって爆速でコードを書いてはリリースしてを繰り返し、当時エンジニアが3人のチームでフロント・サーバを横断しながら無我夢中に走り回っていた記憶がある。その過程での成長は間違いなくあったし、そこで得た経験と知識が今後の土台になっていくのは間違いないだろうなと感じている。
一方で、新規の技術選定と実装を複数繰り返すもその答え合わせができていないモヤモヤと、当時の延長線から見える成長に限界を感じてしまっていたので、10月のタイミングで部署異動を決めた。今の部署は事業も開発も全く異なるので学びが多く、心機一転取り組めていて来年がとても楽しみな気持ちでいる。
年始は同期と AI Agent のハッカソンに出ることで1年がスタートした。当時は今ほど AI Agent についての共通認識もなく、「AI Agent ってなんだろうね?」っていう問題定義から始めて、読める論文を整理しながら自分たちなりの正解を探していく過程はすごく楽しかった。
そして業務でも AI Agent の開発に携わることになり、誰も正解を知らない中で試行錯誤を繰り返していくうちに自然とその分野においての知識と視野が広がった記憶がある。一般的な Web 開発をしていれば基本的には何かしらのデファクトスタンダードになる正解っぽい選択肢があって、それを自分たちのプロダクトに合う形でフィットさせることが重要だと思うが、こと AI Agent に関しては誰も答えを持っていない中での実装だったのでその経験はすごく貴重だった。
そしてチームをリードする立場になり、このタイミングくらいからフロントエンドよりもサーバサイドによった実装が増えていった記憶がある。もちろんフロントエンドも自分で書いていたが、設計や実装で特に関心を置いていたのはサーバサイドだった。
チームをリードする上で大事にしてたのは、プロダクトの方向性に軸を持つこととチームメンバーの Will を尊重することだった。自分たちがそれぞれ何をしたいのかを一番に尊重して、全員が気持ちよく働ける環境を作りたかった。自分が Give できるものがあれば余すところなく全力でサポートしつつ、プロダクト全体を俯瞰して思考していたおかげで目線が一つ上がった気がする。
一方で自分の技術力への限界を感じていたのもこの時期で、本職のフロントエンドであればある程度の自信を持ってリードできていた気がするが、自分が携わっていたのは縦割りな職種のリードではなく、AI Agent というプロダクト機能のリードだったので領域が広くて曖昧だった。特に求められていたのがサーバサイドに近い技術で力不足が否めず、自分の技術力がそのチームのキャップになってしまっている感覚もあった。
新卒から新規開発だけをやり続けて 0→1 の難しさは痛感していた。それと同時に 1→10 でグロース段階のプロダクトへの関心が強くなったのもこの時期だった。成長しているプロダクトはどのような基盤を初期に作っているのか、どんな組織設計をすれば事業がうまく回るのかなど 0→1 で苦労した経験の答え合わせがしたくなった。そんな気持ちで部署異動をした。
部署異動してみると自分が期待していた通り、毎日答え合わせの連続でここで実力をつけてもう一度 0→1 にチャレンジしたら、次は違ったアウトプットが出せそうな気がしている。とはいえ、割と早いタイミングでの異動だったためキャリア的な意味ではリセットで、もちろんリードからはほど遠く、周りとの長年運用されてきたコードへの知見と複雑なドメイン理解の差を痛感している。
エンジニアとして環境を変えることに対するネガティブな側面としては、このリセットを何度も繰り返して自分がアウトプットを最大に出せるまでの助走期間が必要になることなんだろうなと思った。ただそれ以上にこのタイミングで一番身を置きたい環境にいれている気がするので本当に恵まれているし、そのサポートをしていただいた方々には心から感謝してる。
アウトプット
相変わらず記事を書き続けて、かれこれ20ヶ月連続で記事を書いた。その継続の甲斐もあってか11月号の Software Design へ寄稿の機会をいただいたのはすごく貴重だった。本屋で自分の書いた内容が並んでいるのは素直に嬉しい。
一方で直近は記事を書き続けることが目的化して、あまり生産的になれていなかったので上記の寄稿を最後に記事を書くのはストップした。毎月土日を潰して書いていたところを全てインプットに費やせるようになったので充実した週末を送れるようになった。
登壇については全くできなかったので2026年はもっとカンファレンスでの登壇を増やしていきたい。
2026年に向けて
2026年はとにかく Web に向き合う年にしたい。そして、現部署の事業とプロダクトに全力で取り組みながら、周りのエンジニアから幅広く貪欲に技術を吸収していきたい。また、これまではフロントからサーバ、インフラと横に広く技術のキャッチアップをして、できることを増やす動きをしていたが軸をフロントに置き直し土台を作る年にする。合わせて、ネットワークなど CS に関連する知識を学び直すことで長く生きる知識を元に深く理解できる思考を身につけたい。
2026年の目標などはまた別のブログで。